こんにちは!103です。
話題性のある倒産があると、「倒産する10の兆候」などといった記事がワラワラと湧いて出てきますよね。
気になるのでいつも読むのですが、この内容ってまったく変わっていないんですね。
そこで今回は、過去のそういった記事を調べて、本当に倒産する企業の特徴・兆候をまとめてみたいと思います。
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予習:企業の倒産原因は圧倒的に販売不振が占める
中小企業庁で取りまとめている「倒産の状況」によれば、近年倒産件数は減少傾向にあります。
ただし原因別で見た場合、圧倒的に「販売不振」が占めており、次点に「既往のしわよせ」となっているのですが、理由を眺めていると多くが経営者能力によるものだと思わざるを得ません。
山一証券じゃないですが、従業員には会社を潰す能力はないので。
じゃあそのシグナルをどうすれば発見することができるのか、統計的な観点でみていきたいと思います。
なお、このデータは東京商工リサーチの統計資料を元に作成されています。
倒産の専門家が解説している記事を読み漁って多く出てきたものを紹介
マイルール
比較する記事は帝国データバンクや東京商工リサーチ、またはそれに準ずる専門家(大学教授など)がコメントしているもののみとする
こんな記事を読み込みました
キーマン(財務部長、営業トップ)が退職する
会社のお金事情に精通する財務経理部。
お金に関わる仕事をする人が真面目でないと成り立ちません。
不正を見つけ社長や取締役クラスへ追求したり、倒産のシグナルを発見した際には一目散に退職します。
優秀な営業パーソンは社内情報をゲットするのも早いです。
急に備品・消耗品の管理が厳しくなる
コピーも1枚当たりは少額ですが、社員総会やセミナーなどで大量に印刷するとなると数万円のコストがかかります。
急に裏紙を使うよう指示が出た、ボールペンひとつ購入するにも上長の承認が必要になったなどは危険な兆候です。
社長がドンブリ勘定
社長がワンマンでなんでもかんでも社長判断でしか物事が進まない。取締役が社長のイエスマンとなっている。
このような場合は意見を言える社員の士気がどんどん下がり、最終的には社長と従順な奴隷集団のような構図になってしまいます。
道を外したことも判断できない組織となっていきます。
価格勝負(安売り)に走っている
基本、企業は自社製品を磨き続けることで付加価値をつけなければなりません。
価格優位性が唯一の強みとなった場合、先に待っているのは企業体力の弱体化、クレーム対応に疲弊するスタッフ、売り上げを求める上司、と悪循環しかありません。
社内に活気がない、荷物が散乱している
企業訪問時にきちんと挨拶をしてくれるか(教育が行き届いているか)?
在庫を無理に抱えてしまうと置き場がなくなり執務スペースに置く必要が出てきます。
来客する方から見える位置にダンボールが積み上がったりしているのはマイナスです。
最後にひとこと

まとめてみて、私も参考になりました。
さあ、もっと勉強して知識を付けよう!